ボッシュ株式会社

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英語による次世代若手リーダーの育成研修のGXリテラシーの講義を担当。基礎知識を網羅的に学べる講義が、質の高いアウトプットや行動変容につながる。

ボッシュ株式会社 英語による次世代若手リーダーの育成研修のGXリテラシーの講義を担当。基礎知識を網羅的に学べる講義が、質の高いアウトプットや行動変容につながる。
自動車部品や工具をはじめとしたモビリティソリューションのサプライヤーとしてグローバルな存在感を示すボッシュ・グループ。その日本法人であるボッシュ株式会社様では、企業の垣根を超えた若手リーダー育成研修イベント「CiFT」を主宰しています。
2024年2月のCiFTではサステナビリティをテーマに取り上げ、多様な国籍・職種・企業文化を背景に持つ参加者に共通認識をもってもらうために、スキルアップグリーンが提供する「GX入門講座」を受講いただきました。 今回はCiFT運営の白井様に、研修を導入した目的や研修の成果、今後の展開についてお話を伺いました。
  • 課題・背景
    業務でサステナビリティとのかかわりがほとんどない参加者でも、網羅的な基礎知識を得て積極的にグループワークに参加できるようにしたかった
    多様な国籍を有する参加者に向け、英語で提供できる講義を探していた
  • 効果
    参加者の間に共通認識ができた結果、講義後のディスカッションやプレゼンテーションで質の高いアウトプットが生まれた
    イベント参加者が中心となって社内でサステナビリティに関するイベントが開催されたなど、参加者の行動変容が起きた

さまざまな背景の次世代の若手リーダーが参加する研修で求めたのは、英語で学べて、基礎を網羅していること

研修イベント「CiFT」の概要を教えてください。

白井様:

CiFTはボッシュの若手が中心になって独自に行っている取り組みの一つです。2014年、当社のJMP(若手リーダー採用:Junior Managers Program)という制度で入社した社員が、自主的に若手で何かできないかと考えて始まったイベントです。
CiFTは略語で、英語で”Competition of inter-company Free Thinking”と言います。いろいろな会社の枠を超えて、普段しゃべれない・普段議論できないようなことを自由に発想するなど、熱く議論を交わしています。今年2月に開催した回では「サステナビリティ」をテーマにしました。

CiFTのテーマを「サステナビリティ」とした背景を教えてください。

白井様:

企業の枠を超えて議論をするのに適したトピックだったからです。いま、どの企業でもビジネスをする上では必ず考えなくてはならないポイントですし、若手が将来のことを考えてアクションや議論ができるという意味でも、とても良いと思いました。
キャッチフレーズは”empowering leaders for sustainable society”ということで、サステナブルな社会を実現するために、若手リーダーたちに何ができるか。このテーマを掲げて、参加企業を募らせていただいたところ、もともとつながりがあった企業のほかにも、新たに参加してくださった企業が2社あり、合計で5社の参加でイベント開催に至りました。

プログラムはどのような構成だったのでしょうか。

白井様:

プログラムは3日間で、初日は主にスキルアップグリーンを含めた外部エキスパートの講義としました。2日目は参加者がグループに分かれてディスカッションを深め、3日目に弊社の社長・副社長の前でファイナルピッチをして、それぞれのチームのアウトプットを共有する、という流れで開催しました。

当社の研修を取り入れていただいた理由を教えてください。

白井様:

今回の参加者はサステナビリティに関わる分野を仕事としていない方がほとんどでした。そこで、まず、初日の講義を通じて、参加者に基本的な知識や意識を持っていただく必要がありました。
また、イベントは英語で実施するので、英語で講義できることが条件でした。しかし、英語で実施可能な講義は国内ではとても少なく、今回スキルアップグリーンに巡り会えたのはとてもラッキーでした。
もう一つの理由は、私も「GX検定」を受けていたので、GXに関する基礎知識を網羅的に学習できることを理解できていたことです。主催者としてCiFTで提供したい講義内容と、スキルアップグリーンの内容が非常にマッチしていたので、依頼をさせていただきました。

体系的な知識の整理や前提の共有が、質の高いアウトプットや具体的なアクションの土台に

研修に対して参加者のみなさんの反応はいかがでしたか?

白井様:

「基本的な知識を整理できた」「前提をつかむのにとても良かった」と言ったフィードバックが非常に多かったです。とくに「話の粒度が導入として適切だった」「トピックごとに体系立てて学べるのは新鮮だった」という言葉が印象に残っています。
総じて非常にポジティブな意見が多く、とてもよかったと思っています。

2日目のディスカッションや最終日のプレゼンテーションにも、研修は役立っていましたか?

白井様:

サステナビリティの基本を押さえたアイディアが出ていましたし、最終日のプレゼンテーションでも、冒頭の「背景」部分に研修の内容が反映されていました。そういう意味では運営の狙い通りでした。
CiFTで外部の講義を組み入れたのは今回が初めてだったのですが、イベント実施後に副社長からは「今後も毎回外部講義を取り入れてほしい」という言葉をいただきました。

CiFTの今後の展望を教えてください。

白井様:

会社の枠を超えた若手同士のつながりや、お金だけにとらわれない関係性は、もっと広がっていいと思っています。1企業だけの取り組みでは乗り越えられない課題には、新しいつながりを活かしながら向き合わないといけません。CiFTのような活動や組織のあり方が広がったり、CiFTに参加したメンバーがイベントを企画し始めたらとても嬉しいです。
ボッシュの社内では「サステナビリティウィーク」というイベントがあります。サステナブルに関連するワークショップや講演が開催されたり、食堂でサステナビリティメニューが出たり、マイボトル持参でコーヒーの値引きをしてくれたりと様々な企画があります。実は、その企画の運営者が今回CiFTに参加された方で、「CiFTでの学びや気づきもとに今回サステナビリティウィークをこうしようと思ったんだよね」という話もあり、今回のCiFTが行動変容にもつながったことを実感できました。

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