株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ

事業の背景を「自分の言葉で語れる」組織へ。GX検定を活用し、事業理解度の向上と、顧客からの信頼獲得に貢献

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ 事業の背景を「自分の言葉で語れる」組織へ。GX検定を活用し、事業理解度の向上と、顧客からの信頼獲得に貢献
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは、屋根上太陽光発電によるPPA事業や、CO2排出量実質ゼロの電力供給などを通じて、自然を壊さない再生可能エネルギーの普及を推進しています。同社は、事業成長に伴い多様なバックグラウンドを持つ社員が増加する中、全社員がGX(グリーントランスフォーメーション)の背景を理解し、自社の事業を自分の言葉で語れるようになることを目指し、「GX検定 ベーシック」を導入しました。今回は、HR・コミュニケーション部の岡崎様に、導入の背景や全社を巻き込んだ推進の工夫、そして得られた効果についてお話を伺いました。
  • 課題・背景
    異業種からのキャリア採用が増加する中、全社員が自社のビジョンやミッションに共感し、その背景にある地球環境の課題を理解する必要があった
    営業部門にとどまらず、バックオフィス部門も含めた全社的なGXリテラシーの底上げを図り、自社の事業背景や社会的意義を「自分の言葉で」語れるようにしたかった
  • 効果
    手挙げ方式で社員の約4分の3にあたる約100名が自律的に「GX検定 ベーシック」を受験し、70名以上が合格するという高い学習意欲を引き出した
    従業員サーベイにおいて、自社のミッション・ビジョンや事業内容を「他の人に説明できる」と回答する社員の割合が増加した
    営業担当者が脱炭素の背景を交えて顧客に説明できるようになり、より信頼される提案に繋がった

ポイント

全社的なGXリテラシーの底上げに最適な、脱炭素に関する幅広い情報の体系的な網羅性
専門的すぎる内容に偏らず、環境分野の初学者でも「共通言語」としての基礎知識を無理なく習得できる分かりやすさ
社員の達成感を刺激し自律的な学習意欲を喚起する「検定合格」という目標

組織拡大で生じる「知識の差」を解消。全社員が脱炭素の背景を「自分の言葉で語れる」組織へ

御社のGXに関する取り組みや、大切にされているカルチャーについて教えてください。

岡崎様:

アイ・グリッド・ソリューションズは2004年の創業以来、「明日のエネルギーをあなたとつくる」をミッションに掲げ、エネルギーの未来を切り拓く事業に取り組んできました。現在は「R.E.A.L. New Energy(グリーンエネルギーがめぐる世界の実現)」というビジョンのもと、再エネの普及を通じて新しい価値観を社会に広げていくことを目指しています。

当社には創業以来、“学び続けることを楽しむ文化”が脈々と受け継がれています。環境課題は日々進化します。だからこそ「社員一人ひとりが変革の起点になる」という自律型組織を大切にしており、誰もが挑戦し、成長できる環境づくりを行っています。

全社的なGX人材育成に取り組むことになった背景や課題を教えてください。

岡崎様:

事業の成長に伴い、現在の社員数は140名を超えました。電力業界やESG領域出身者に限らず、さまざまなバックグラウンドを持つ人材が集まる“多様性のあるチーム”へと進化しており、これは当社にとって大きな強みです。
一方で、事業の根底にある「なぜ私たちは再エネを広げるのか」「どんな未来をつくりたいのか」といった“共通の背景知識”は、一人ひとりの理解度が異なります。そこで一人ひとりが本質を理解し、ビジョンへの共感を高め、同じ方向を向いて走れる組織をつくるため、全社的なGXリテラシー向上を進めることにしました。

スキルアップNeXtの「GX検定 ベーシック」を選んだ経緯と決め手を教えてください。

岡崎様:

全社で取り組むにあたり、一定のレベルに到達するための目標として「資格」を設けることが、社員のモチベーション向上に繋がると考えました。
複数の資格を比較検討する中で、「GX検定 ベーシック」は、脱炭素に関する幅広い情報が網羅的にまとまっている点が、当社が大切にする“全社員が語れる共通言語づくり”に最適だと感じました。単なる知識習得に留まらず、学びが自社のミッション・ビジョンの理解にも直結する点が決め手でした。

強制ではなく「自律」を尊重。脱炭素の背景を「自分の言葉で語れる」ようになり顧客からの信頼が向上

実際に「GX検定 ベーシック」に挑戦してみて、いかがでしたか?

岡崎様:

大切にしたのは“強制しないこと”です。当社は自律型組織を目指しており、「学びたい人が学べる環境」をつくることを重視しています。そこで手挙げ方式で募集したところ、結果としてバックオフィスを含む全社から約100名が受験し、70名以上が合格しました。環境や電力の専門知識を持たない社員も多数挑戦してくれました。

これだけ多くの社員が自律的に手を挙げてくれた背景には、代表・幹部が一貫してミッション・ビジョンの重要性や脱炭素の最新動向を語り続けてきたという、日々のコミュニケーションの積み重ねがあります。
また、私が所属するHR・コミュニケーション部では、“学びを習慣化する仕組み”として、金曜ランチの「社内ラジオ」で身近な環境トピックを発信するなど、自然と知識が広がる工夫も行っています。
その結果、社員アンケートでは「ミッション・ビジョンを自分の言葉で説明できる」と回答した層が大きく増加しました。
知識が背景にあることで、社員一人ひとりの“語る自信”が確実に高まったと感じています。

受講者からの反応はいかがでしたか。

岡崎様:

営業部門からは、「自社の事業を日本や世界の脱炭素化という背景から、自分の言葉でしっかりと語れるようになった」という声が上がっています。

単に「オンサイトPPAモデルは初期投資ゼロで電気代が安定する(コストが安い)」と説明するだけでは、お客様からの真の共感は得られません。
「なぜ今、世界で脱炭素が必要なのか」
「その中で私たちは何を変えようとしているのか」
というストーリーを自分の言葉で語れるようになりました。検定で学んだ知識を活かして、マニュアル通りではない「自分の言葉での本質的な提案」ができるようになったことで、顧客からの信頼が大きく向上しただけでなく、社員自身の自社ビジョンへの深い共感にも繋がっています。

また、基礎的な知識を身につけた後、「さらにソリューション営業の提案力を高めたい」と、より専門的な「GX検定 アドバンスト」への挑戦を希望する声も複数上がるなど、学びのサイクルが社内に広がりつつあります。当社独自の資格取得支援制度の活用も促し、バックアップできればと考えています。

今後の展開を教えてください。

岡崎様:

今後も資格取得を継続的に支援しつつ、「学んだ知識を社内で価値化させる仕組みづくり」を進めています。
例えば、GXの専門知識と自社事業のつながりを分かりやすく解説する社内動画の制作を計画しています。入社直後でも、どの部門に所属していても、安心して学び、いつでも振り返れる環境を整えていきます。
共通の知識があることで、部門間の相互理解が深まり、横連携の強化にもつながると考えています。
会社の事業の中核にある環境やGXの共通知識を持つことで、「他部署で発生する業務の背景」「全体の中で自分たちの業務はどんな位置づけなのか」などが互いに理解できるようになります。この相互理解が、ひいてはプロセス改善など業務の円滑化にも繋がることを期待しています。

社員一人ひとりが主体的に学び、考え、行動し、未来のエネルギー社会をリードする“グリーンジャイアント”を目指し、自ら学び、挑戦し、組織を進化させていく文化を今後も大切にしていきます。

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ

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この事例で導入されたカリキュラム

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