NTTアドバンステクノロジ株式会社

NTTアドバンステクノロジ株式会社

「幅広い知識」×「高度な専門性」の両輪で加速させるGXビジネス

NTTアドバンステクノロジ株式会社 「幅広い知識」×「高度な専門性」の両輪で加速させるGXビジネス
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は、NTTグループの技術力をプロダクト化し、ネットワーク、IT、セキュリティなどの幅広い分野において、高度なエンジニアリングサービスでその成果を社会に実装しています。近年は、GX分野への取り組みを強化する体制整備を行い、エネルギーマネジメント、環境コンサルティング、省エネ商材などの取り組みをダイナミックに加速させています。 しかし、多角的な事業展開ゆえ、組織間の情報連携の活性化や、フロント営業が広範なGXトレンドを把握し提案へと昇華させるためのスキル強化が喫緊の課題となっていました。 こうした状況を打破し、全社的なGX推進を加速させるため、同社はスキルアップNeXtの「GX検定」と関連講座を活用。研修を通じた成果と、同社が描くGX人材育成の未来について、中心となって推進されている皆様にお話を伺いました。
  • 課題・背景
    多角的な事業展開ゆえに、営業組織と各商材組織の間でGX関連情報の共有や連携が十分にできていなかった
    複数の本部にまたがるGX施策を統合し、会社一丸となって推進するための強固な土台(共通言語)を必要としていた
    GXトレンドを深く正確に把握し、エンジニアリング力を活かした「より専門的な提案」によって、お客様への提供価値をさらに高めたいと考えていた
  • 効果
    研修を通じた共通言語の獲得により、社内の連携がスムーズになった
    最新トレンドから業界特有の課題までを構造的に理解したことで、具体的なお客様への提案や事業計画の策定など、知識を反映できた
    「GX検定」を取得推奨資格とし、会社として社員の学びを後押しすることで、個人の高度な専門知識を組織全体の競争力へと還元する意識が生まれた

ポイント

・GX担当者全員が持つべき「幅広い知識(横軸)」と、特定分野の「高度な専門性(縦軸)」を明確に定義し、入門からGX検定 スペシャリスト取得まで、実務に即した育成を設計
・入門知識に加え、自社の強みであるICTと親和性の高い「電力」「IT・通信」講座を導入し、実務に直結する知識を習得した
・個人のスキルアップを、組織横断のワーキンググループや実案件へと還元し、お客様への提供価値向上へ繋げた

組織の壁を越え、全社一丸のGX推進へ。組織を繋ぐ「共通言語」の獲得と情報連携の活性化

導入前の御社のGXへの取り組み状況や、大切にされているカルチャーについて教えてください。

中満様:

当社はNTTグループの技術力をバックボーンとするエンジニア集団であり、NTT研究所の技術や先進技術を組み合わせ、ソリューションとしてお客様へ提供するミッションを担っています。サステナビリティのパーパスとして「人と技術の協奏で持続可能な社会の実現へ」を掲げ、2026年に創立50周年を迎えた今、自社の環境経営のみならず、お客様のカーボンニュートラル実現への貢献を重要な取り組みの一つに据えています。

具体的な事業としては、エネルギーマネジメントやスマート防災、水素パイプラインなど、多岐にわたるGXソリューションや実証を展開しています。また、これらの分野において当社独自に、環境コンサルティングや電力使用量の可視化ソリューションに加え、高効率なグリーンデバイスや遮熱塗料といった省エネ・耐候商材などのプロダクトを多数保有しています。

さらに、NTTグループ全体としては「NTT G×Inno(エヌティティ ジーノ)」というGXの統一ブランドを展開しています。当社の環境コンサルティングや省エネ商材、電力使用量の可視化などの独自商材もこの統一ブランドの枠組みに登録されており、NTTグループ一丸となってお客様のGX推進を支援しています。

全社的なGX人材育成を導入することになった背景や課題を教えてください。

中禮様:

当社におけるGXビジネスおよび人材育成の推進は、専門組織として立ち上げた「アプリケーション・ビジネス本部 スマートソサイエティ部門」が中心となって行っています。当社は事業領域が幅広く、複数の本部にまたがってGX関連の取り組みを行っているため、以前は営業組織と各商材組織の間で情報が十分に連携できていないという組織構造的な課題がありました。
これを解消するため、現在では全社横断の「GX事業連絡会」を毎月開催し、GX施策・商材の推進、営業組織とのトピックス共有など、円滑に情報連携できる体制を構築しています。今回の人材育成も、この連絡会を通じて推進されたものです。

育成のスタンスとしては、幅広くGXのトレンドやお客様の動向、および商材概要を理解している人材を育てる「横軸」と、特定分野での高い専門性を持つ人材を育てる「縦軸」を設定しています。今回は「横軸」の知識習得をめざし、取得推奨資格である「GX検定」に向けた研修を導入しました。

当社を選んだ経緯と決め手を教えてください。

中禮様:

決め手は主に3つありました。
第一に、スキルアップNeXt様が「GX検定」を運営されており、資格取得に向けた、事務局ならではの深い信頼感があったこと。
第二に、経済産業省が主導する「GXリーグ」での議論を反映した「GXスキル標準」に準拠しており、人材育成における体系的なフレームワークが、自社の育成方針を策定する上で大いに参考になったことです。
そして第三に、私自身が以前に基礎研修を受講した際、内容が極めてわかりやすく、強い印象が残っていたことです。

また、当社のコア領域であるICTとの親和性を考慮し、入門講座だけでなく業界別の「電力」と「IT・通信」講座も導入することで、より実務に即した知識の習得をめざしました。

個人のスキルを組織全体の競争力へ。「幅広い知識」と営業提案力を組み合わせ、お客様への提供価値を高める

実際に講座を受講してみて、いかがでしたか?

折原様:

私はNTT東日本の法人部門への営業を担当しており、「街づくり」のワーキンググループのリーダーも務めています。受講を通じて、GXを取り巻くマクロ環境や課題を納得して理解することができました。お客様との対話が深化するとともに、NTTグループの多様なソリューションを組み合わせて具体的なビジネス提案を構成する、確かな思考の枠組みが整いました。

中満様:

GXの背景や世界的な政策動向、最新技術までが幅広く網羅されており、初めてこの分野に携わるメンバーにとっても非常に有効な教材だと感じました。昨今、自治体の長や企業の経営層の皆様はGXに極めて高い関心を寄せておられます。そうした方々と対等に会話を進める上で、この「幅広く捉える知識」は当社のみならず、NTTグループ全体の営業フロントにとって確かな知識の基盤になると実感しています。「電力」「IT・通信」の業界別講座も、自社の強みであるICT領域と親和性が高く、実務直結の知識習得に役立ったと感じます。

中禮様:

今回受講メンバーは「手上げ式」で募集しましたが、営業を中心に各支店のメンバーや上長クラスからも積極的に受講希望が上がりました。先行して資格を取得したメンバーの実績が刺激となり、自律的に学ぼうとする文化が醸成されつつあります。
加えて、より専門性を高める「縦軸」の育成も並行して進めています。当社では「GX検定」のベーシックからスペシャリストまでの3つの階層すべてを取得推奨資格として位置づけており、上位資格の取得に向けて率先して取得に向けて動いているメンバーもいます。

友岡様:

私は元々ITネットワークのエンジニアで、環境エネルギー分野は未経験の状態からのスタートでしたが、GXの全体像や政策がどのようにビジネスに直結するかを深く理解でき、非常に有益でした。現在、「GX検定 ベーシック」と「GX検定 アドバンスト」を取得しており、さらに高い専門性をめざし、「GX検定 スペシャリスト」の受験をチームメンバーと共に予定しています。

今後の展開を教えてください。

中禮様:

引き続き、NTTグループの一社としてフロントの営業メンバーと、システム開発やコンサルタントなどが緊密に連携し、お客様のGX活動を強力に支援できる体制を築いていきます。
実際に、積極的に講座を受講し検定を取得したメンバーの姿は、周囲の社員にとって大きな刺激となっています。今後は、こうした「自律的な学び」が連鎖するような場づくりをさらに進めたいと考えています。特定の分野で尖った専門性を持つ人材の拡充と、営業の提案力強化を両立させながら、事業をダイナミックに前進させていきたいですね。

友岡様:

自らが組織内の推進役となり、個人のスキルを組織全体の競争力へと昇華させていくことに、より一層注力していきたいと考えています。

GXは環境エネルギー分野の課題にとどまらず、ESG経営の観点やグローバルな政治経済の動向など、時代の流れを踏まえた広い視野で捉える必要があります。こうした複合的な要素を自社の業務や具体的なソリューションへと還元し、持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えています。

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この事例で導入されたカリキュラム

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