株式会社TGパワー

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全社員がGX検定に挑戦。カーボンニュートラルに関する国内外の動向を正しく理解し、説明できる人材を増やしたい

株式会社TGパワー 全社員がGX検定に挑戦。カーボンニュートラルに関する国内外の動向を正しく理解し、説明できる人材を増やしたい
太陽光発電設備をお客様の建物(屋根等)へ無償で設置することで、再生可能エネルギーの利用を可能とする法人向けPPAサービス『TGPでんき』を提供する株式会社TGパワー様。クリーンで安価な再生可能エネルギーの導入を通じて、電力使用量やCO2排出量の削減および、お客様の企業価値向上に貢献するべく日々取り組んでおられます。このたび、全社員の方に、当社の「カーボンニュートラル入門」「GX検定 ベーシック」を受講いただきました。研修の導入背景や今後の展開について、同社施工管理部の小竹様、営業部の高橋様、大澤様にお話を伺いました。
  • 課題・背景
    全社員のカーボンニュートラルに関するリテラシーを向上させることで、サービス提案の質を高め、お客様からの信用を確保することで、他社との差別化を実現する
    法人向けPPAサービスをお客様に提案するうえで、全社員がGXの必要性・業界動向などを正しく理解し、説明できるプロフェッショナルである必要があると感じたため
  • 効果
    お客様に高いリテラシーをもって接することができるとともに、有資格者としての信用・信頼が得られ、提案内容やサービス説明の質向上に繋げることができた
    年齢や職責を問わず、全社員が共通の研修や検定を受けることで、自己研鑽を行う企業風土を根付かせ、また一致団結して取り組む「一体感」を生み出すことができた

他社との差別化を図るポイントは「人材育成」

まずは御社の事業とカーボンニュートラルとの関わりについて教えてください。

小竹様:

当社は太陽光発電ビジネスを事業の中心に据えており、法人のお客様に対してPPAモデル(第三者所有モデル)での太陽光発電設備の導入及び再エネ電力の供給をご提案しています。これまでの主な当社採用目的はお客様の電気代の削減でしたが、「カーボンニュートラルの実現を目指し、再エネ電力を調達したい」というニーズを抱えたお客様も実は増えてきています。PPAモデルが普及しはじめた2020年頃から、このようなニーズが徐々に高まり、企業側も再エネ電力の調達方法としてPPAモデルを活用した自家消費を選択されるという流れが定着してきて、私たちにご相談をいただくケースが増えてきたように感じます。

高橋様:

お客様側では再エネ電力に関する知見がなかったり、何から始めればよいか分からないというケースも多く見受けられます。そのため、私たち営業担当者がPPAサービスのご提案を通じて、再エネ電力の利用方法や得られる効果についての基本的な考え方や内容をしっかりと説明させていただく必要があります。だからこそ、太陽光発電関連のプロダクトにとどまらず、その周辺知識も含めて正しく理解しておくことが喫緊の課題でした。

小竹様:

以前当社がPPAに関する市場調査を行った際、お客様からの「信用度」「営業担当者の知識や説明・提案の質」が、他社との大きな差別化ポイントになることが明らかになり、人材育成こそが一番大切な課題だという結論に至りました。

当社の研修サービスを導入いただいた経緯を教えていただけますか?

小竹様:

私個人としても、GX関連の知識を体系立てて勉強したいと思っていたことから、御社の研修サービスに関心を持ちました。はじめは私だけ検定を受検しようと考えていたのですが、上司に相談したところ、全社員にとってもリテラシー向上につながる良い機会になるのではないか、と。そこで全社員14名に研修受講およびGX検定ベーシックに挑戦してもらうことに決めました。

全社員が一丸となって取り組んだことで得られた成果

「カーボンニュートラル入門」講座については、どのような感想を持ちましたか?

高橋様:

カーボンニュートラルに関する基本的な内容を、網羅的に学習できた点が良かったです。私のように、普段から再エネ業務に携わる人間はもちろんのこと、基礎を学びたい新人の方や、知見を深めたいと考えるお客様などにとっても、学びが大きい講座だと思いました。個人的には、カーボンニュートラルをめぐる世界の動向や日本の政策に関して、「なぜ今このような状況になっているか」という世の中全体の流れを学べたことが有益でした。同時に、自分たちのサービスに関する知識に理解が偏っていたことを確認する良い機会となりました。

大澤様:

私も、キーワード自体は知っているものも多くありましたが、それぞれの用語が単独でインプットされていたイメージでした。歴史や背景などを踏まえ、どのようなストーリーがあり、なぜ必要なのかという点を体系立てて学べたことがとても良かったです。

小竹様:

そもそも今回の研修を通じて、当社のメンバーには「GXがなぜ必要なのか」という知識を得てもらいたいと考えていました。なぜなら、私たち自身がしっかりと理解していないと、お客様に対しても再エネを積極的に利用する必要性、ひいてはPPAモデルの有効性を十分に伝えることができないと思ったからです。本研修を通じて、「国内外の動向や政策について正しく把握し、説明できるプロフェッショナルを目指す」という当初の目的は、果たせたのではないかと思います。

「GX検定 ベーシック」についてはいかがでしたか?

高橋様:

研修資料や動画に含まれる内容は一通り解答することができ、無事に合格しました。一方で、研修範囲外の内容に関してはもう少し勉強しておくべきだったと感じています。

大澤様:

私も合格することができましたが、思っていた以上に試験時間が足りませんでした。脱炭素技術関連の問題はすべて答えられましたが、国内外の最新の動向に関しては、解答に悩む問題もありました。

小竹様:

今回は営業部、施工管理部、業務部のメンバー全員に、管理職・非管理職を問わず取り組んでもらいました。各自の知識が強化されたのはもちろんのこと、全社で取り組んだことで、各自教えあったり協力しあったりと、会社としても一体感を生むことができたと思います。1つの目的・目標に向けて、短期間で集中的に取り組めたことは一定の成果を感じました。

TGパワー社員の「リテラシー」として今後も継続していきたい

研修での学びは、どのように業務に活かされていますか?

高橋様:

先日、上場を目指している企業様と商談を行った際に、ESG投資やダイベストメントなどの話題があがり、早速研修で学んだ知識を活かすことができました。今後も営業活動の場面で活用していきたいと思います。

大澤様:

お客様との会話のなかで、最近はほぼ必ずCO2排出量削減の話題が出てきます。これまでもニュースなどで情報を得るようにしていましたが、どちらかというと“点”の知識でした。研修を通じて、点と点が“線”でつながったので、自信を持ってお客様と話せるようになり、提案の幅を広げることにもつながりました。

GX人材育成に関する今後の展開について教えてください。

小竹様:

今回の研修内容は、当社の全社員が持っておくべき基礎知識だと感じました。今後新しい人材が入社した際も、たとえば入社3か月以内に全員「GX検定 ベーシック」取得を目指してもらうなど、“必修科目”にしていきたいと考えています。また当社では既に電気工事関連の各種資格の取得支援制度を導入しておりますが、GX検定に関しても、例えばアドバンスト資格を自ら取得したいという社員には、他資格同様に会社が何らかの支援を行えるようなサポート体制も整えていきたいですね。

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