GX検定は、GX推進に欠かせない体系的な基礎知識を証明する、全ビジネスパーソン向けの検定試験。業種や職種を限定せず、GXに関連する広範な範囲のリテラシーを問う検定となります。

インタビュー

GXを学ぶ人に向けて、小泉進次郎様より応援のメッセージをいただきました

2023 .11 .01

GX検定 衆議院議員 小泉進次郎様

現在のエネルギー問題についてどうお感じになっていますか

小泉先生:
現在ガソリンや電力の価格が高騰しています。国はこれに対応するためにおよそ9兆円を支出しています。この支出先は、今後カーボンニュートラルの実現に向けて早期に見直す必要があるだろうと考えています。自動車業界で言えば電動化、エネルギー業界で言えば再生可能エネルギー化を進め、そしてサーキュラーエコノミー(循環経済)を推進することで、日本の足腰の強さを確保していくことが大切です。カーボンニュートラルが「環境問題」「経済問題」「安全保障問題」の全てに関わっているため、特定の分野に限った話では無く、業種業界を越えて、日本全体としての勝ち筋に繋がっていくと確信しています。

今後脱炭素のマーケットは広がっていきますか?

小泉先生:
これからの日本の成長を考えたときに、最大のマーケットの一つが脱炭素分野であることは間違いありません。国としても、そこで日本企業が活躍できる環境を作りたいと考えています。エネルギー、食糧など安全保障の視点からも日本が自前で取り組める範囲を増やし、その実績を持って日本企業が世界に飛び出し、先行者利益を取ってほしいと思っています。

GX検定合格者への期待

脱炭素を実現し、その時代に即したビジネスを進めるということですね

小泉先生:
日本企業はこれまでも時代に合わせて変革を進めてきました。オイルショックの経験からは燃費の良い自動車を開発しました。同じように、GX(グリーントランスフォーメーション)の方向性を速めることはあっても、遅くする理由は何ら一つありません。

GXに向けた取り組みを進めるために学んでいる人たちに応援のコメントをお願いいたします。

小泉先生:
GXは環境のためだけに行っているわけでは無く、「環境問題」「経済問題」「安全保障問題」の全てに関わる、日本の成長と発展の基盤となります。GX検定合格に向けた学びを通して、なぜこういった取り組みが生まれて、世界がどのように動いていて、日本がどの位置にいるのか、そして日本の強みと課題は何なのか、多くの人が腹落ちするきっかけになればと思っています。GXは、今後需要と投資が増えていく領域であることは間違いありません。日本がこれら全てを両立できるかどうかは、いかにGXの領域に人材を輩出できるかにかかっています。GX検定合格者の方々の活躍をこれからも期待しています。

衆議院議員

小泉 進次郎(こいずみ しんじろう)

プロフィール

1981年神奈川県横須賀市生まれ。関東学院大学経済学部卒業後、2006年米国コロンビア大学院政治学部修士号取得。米国戦略国際問題研究所(CSIS)研究員を経て、衆議院議員小泉純一郎氏秘書を務めた後、2009年8月衆議院議員初当選し現在5期目。2019年9月、環境大臣兼内閣府特命担当大臣(原子力防災)に就任。2020年9月に再任。2021年3月気候変動担当大臣を兼務。2023年10月、衆議院安全保障委員会筆頭理事に就任。現在は、自民党神奈川県連会長を務めながら、経済成長のための規制改革、カーボンニュートラル実現に向けた政策推進、サイバーセキュリティ、水産政策(海業)、犯罪被害者支援強化、処理水放出後の福島県の復興支援などの取り組みを進めている。